好きなことを仕事にできたら最高と思う人がいますが、好きなことを仕事にするには注意点があります。
詳しく解説します。
いつの世でも好きなことを仕事にしたら幸せだと言う人はいますが、自分も基本的には賛成です。
ただ仕事は趣味ではないので、趣味気分でいたら「こんなはずではなかったのに!」という気持ちになるでしょう。
自分の知っている人に画家がいますが、彼は絵を描くことを仕事にしました。
しかし現実は厳しく、絵だけでは食べていけないことに気付きました。
そのため、アルバイトをしながら絵描き業を続けています。
また絵を売るためには営業が欠かせませんが、彼は口下手で営業が苦痛みたいです。
趣味で絵を描いているうちは快適そのものでしたが、いざ仕事にするといろいろな問題があることに気付いたのです。
好きを仕事にするのは自由ですが、利益を上げるという大命題を忘れてはいけません。
好きなことにビジネス需要があればいいのですが、実際はビジネスになる趣味は少ないのが現実です。
そのため、好きを仕事にした人は、現実と夢の狭間で苦しむことになります。
- 営業活動
- 人脈をつくる
- 資金集め
これらはビジネスで成功するためには大切なことですが、好きなことを仕事にしたいという人ほど、これらが欠けているような気がします。
ロック歌手の矢沢永吉さんは好きを仕事にしましたが、彼は地道な営業、地道な人脈作り、資金集めに労を惜しみませんでした。
その結果、彼は好きを仕事にできたのです。
音楽ビジネスに需要があったのも、矢沢永吉さんの成功を後押ししたのでしょう。
これまでに書いた内容で好きを仕事にするポイントはご理解いただけたかと思いますが、これからは好きを仕事にするメリットを解説したいと思います。
好きなことを仕事にするメリットを箇条書きにしました。
- 元々好きなことなので、ある程度の知見と経験があるので参入しやすい
- 好きなことなので、少しぐらいの苦労は乗り越えやすい
- 好きなことを通じて仲間ができる可能性があるので、スタート時は比較的楽
好きなことにはある程度の知見と経験があると思いますが、その知見と経験はスタートアップ時に活かせる
好きなことを仕事にする喜びは大きいので、少しぐらいの苦労は成功の糧にすることができる
好きなことを趣味でしている間に仲間が出来ることは多いですが、スタートアップ時は仲間が義理で、新しいビジネスを利用してくれる可能性がある。
ただ2回目以降は義理で付き合ってくれない仲間が増えると思うので、あくまでもスタートアップ時のみ期待できる効果です。
まとめ
話が少し散漫になったので、まとめたいと思います。
好きを仕事にするのはアリだと思いますが、仕事と割り切れる人以外は需要をメインに仕事を選んだ方がいいと思います。
仕事と割り切れない人は、現実と夢の間で苦しむ可能性が高いです。
今は仕事さえ選ばなければ、高齢になっても仕事が見つけやすい世の中です。
最低限の食い扶持はアルバイトで貯めて、余った時間は好きなことをビジネス化する準備に充ててもいいと思います。
いくら好きなことといっても全く収入がなかったら、継続の動機が弱くなるので、計画的に実行に移してほしいですね。