マイクロソフトWord
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webライターで脱会社員する人もいるでしょう。
webライターに必要な能力とは「わかりやすく伝える」「分析力」「執筆速度」などがありますが、自分は地味な作業である推敲にかなり力を入れています。
執筆速度に関しては今は高望みせず、自分のペースで書かせてもらっています。
受注する前にクライアントからだいたいの納期を聞かれることがあると思いますが、3000文字の記事の場合は、約5日かかりますと答えています。
webライターだけで食べていくには「執筆速度」が大切ですが、今は他の出品サービスの方が依頼が多いので、自分は少し長めの納期をクライアントにお願いしています。
記事を量産したら記事の質が落ちるのは事実で、質の悪い記事はSEO的にもよくありません。
執筆速度に関しては意識していませんが、記事の質については意識しています。
幸いリピーターも多く、自分の方向性は間違っていないのではないかと思っています。
さて推敲の仕方についてですが、時間をかけるのはいいですが、できたら楽に推敲したいものです。
逆説的な言い方になりますが、楽に推敲することで、長きにわたり実行しやすくなります。
私は最初の頃は音読していましたが、喉の弱い自分は音読をしすぎたら声が枯れるようになりました。
これは長続きしないな・・・と思っていましたが、代替案が浮かびませんでした。
しかしある日、Wordの読み上げ機能に気付きました。
初めて発見したときは嬉しくて、仕事以外でも使っていました。
使ううちに漢字を間違って読むケースがあるのに気付きました。
中にはとんでもない漢字の読み方もありましたが、頻度としては極端に多くはないので、充分に推敲の道具として使えます。
読み上げ機能を使うメリットには、目と耳で推敲できることがあります。
音読でも目で推敲できますが、耳からは確認できません。
耳でも確認することで、より誤字や脱字、冗長表現に気付くようになりました。
効果のほどを確かめたい人は、実際に試してくださいね。
最初は間違った漢字の読み方をすると突っ込みたくなるかもしれませんが、人間でも読み方を間違えることはあるので広い心で使ってください。
かくいう私も漢字をよく読み間違えます。
昔の話で恐縮ですが、面白いエピソードがあります。
今東光という和尚兼作家がいました。
今東光さんには極道辻説法という著書があります。
読者の悩みに答える内容ですが、ある読者が以下の質問をしました。
質問の内容はうろ覚えなので完全に正確ではありません。(今東光和尚の答えも正確ではありません。)
読者の質問「俺は何をしても上手くいかない。こんな俺が歩む道を教えてください。」
今東光和尚の回答「歩む道を教えて欲しいのだったら、車道を歩かずに歩道を歩け!」
この回答が面白く、近くにいた兄に教えてあげました。
「今東光和尚(わしょう)の回答はメチャクチャ面白いわ。」
すると兄はすかさず言いました。
和尚(わしょう)と違うで!和尚(おしょう)やで!
兄の言葉は続きました。
天国にいる今東光和尚が生き返って、「ワシの敬称は”わしょう”ではなく、”おしょう”」やでと言うで!」
自分が長らく信じていた読み方を、兄が正してくれました。
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